グルテンフリー ラーメンをグルテンフリーにできるのか?!

グルテンフリーのラーメンでもここまでできる!

グルテンフリー の生活を選択する人の中でも、辛いと感じるのが麺類を食べにくくなることだそうだ。特に国民食と言っても過言ではないラーメンは、麺から醤油ベースのスープ、タレが染みたチャーシューまでグルテンの宝庫。グルテンフリーを選択すると、もはやラーメンは楽しめないのだろうか…?実はそんな人のために、グルテンフリーのラーメンを開発・提供している所があるのだ!

・世界からの観光客にも対応

世界中から外国人観光客が「ラーメンを食べるために」来日する現代。日本各地の有名ラーメン店を集めたテーマパークにも多くの外国人が訪れる。多様な食文化を持ったお客さんのため、ベジタリアン向けのラーメンや、ムスリムでも安心して食べられるハラル認証を取ったラーメンを提供するお店も出てきた。体質や宗教・思想などで食の制限がある人にもラーメンを楽しんでもらいたいとの思いからだ。グルテンフリーラーメンの開発もその一環で始められた。
スープは小麦を使っていない味噌ベース。米粉ではあるが黄色味を帯びたストレート麺は、一見すると小麦のそれと同じ。予想以上の噛み応えにすすり心地と、ラーメンとしての違和感を持たせないできあがりで、グルテンフリーが必要な人たちにも喜ばれている。

・ グルテンフリー にこだわる製麺会社も

グルテンフリーの麺類を製造していることで注目されている製麺会社も増えてきた。アレルギーを持つ人でも安心・安全に食べられる食品の開発を進め、小麦粉を使った麺を作る工場とは完全に分離した製造体制を取っている会社もある。そこではスタッフもグルテンフリー製麺工場専従というほどの徹底ぶりだ。
グルテンフリーラーメン用の麺の主原料は米粉や馬鈴薯から取れるでんぷん。小麦製の麺と遜色ない味わいでノンアレルギーだ。もちろん麺だけでなくグルテンフリーのラーメンスープの販売もある。アレルギーで悩んでいる人でもラーメンを楽しむことができる、救世主のような存在だ。

 グルテンフリー ラーメンのメリット・デメリット

グルテンフリーラーメンは小麦で作った中華麺に比べて低脂質・低カロリーで、グルテンのアレルギーで悩んでいる人だけでなくダイエット食としても優秀だ。また、グルテンを制限することで体調がよくなるという人もおり、美容のためにグルテンフリー生活を始める人も増えている。
一方で、選択肢が非常に限られるのは大きなデメリットだろう。欧米では主食であるパンはすでにグルテンフリーのものが簡単に手に入るようになっている。日本ではまだそのレベルでグルテンフリーのラーメンなどが手に入る状況とはいえない。味わいも本物におよばないものが多い。
しかし、工夫次第で新しい味の発見ができる楽しみもある。たとえば中華麺に変えて緑豆春雨や糸こんにゃくを利用する方法だ。しっかりめの歯ごたえにつるりとしたのどごしは、これはこれで新たなラーメンの楽しみ方になるかもしれない。

結論

グルテンフリーの生活では一見がまんするしかないと思われがちなラーメン。しかし、まだまだ工夫の余地がありそうだ。海外のお客さんを多く迎える東京オリンピックをひかえ、食の多様性が日本でも広く認識されるようになってきた。食べられない人を排除するのではなく、工夫して共に楽しもうという考え方は、オリンピックの理念である世界平和ともつながるのである。

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