海外のセレブらから始まり、近年では日本でも流行りつつあるグルテンフリー。
グルテンフリーとは、グルテンの含まれる食品を避けることで体調が改善されたりダイエット効果にも繋がるといった食事法になります。
ですが、健康に良いのは知ってるけれど、具体的にどんな変化が見られるのか分からないとう人も多いと思いのではないでしょうか。
そこで本記事では、グルテンフリーの生活をすると起こる体調の変化や好転反応例、小麦が引き起こす体の不調についてご紹介していきたいと思います。
グルテンフリー生活をするとどうなる?体調変化について
プロテニスプレイヤーのジョコビッチ選手やモデルのミランダカーさんらが始めたことで一気に広まった、グルテンフリーという食事法。
名前の通りグルテンが含まれている食べ物を避けた食生活を送るもので、日本でもローラさんや有村架純さんなどが実践していることから多くの人に注目されているんです。
グルテンフリーの生活を送る上で食べてはいけないとされる食材には、小麦や大麦、麺類、ケーキなどのお菓子類、唐揚げやアイス、さらに醤油や味噌などがあります。
そのため、肉、魚、野菜、米などを中心とした食生活が基本となります。
このように食べられない食事も多いグルテンフリーの食生活ですが、実践している人からはやってよかったといった声が多数上がっているんです。
では、一体どのような体調の変化が見られるのでしょうか?
①頭痛が改善される
グルテンフリー生活によって見られる体調の変化として、頭痛が改善されるといった意見が多くあります。
普段は何も意識せずに大量の小麦製品を取っており、それに加えて慢性的な頭痛が治らないという悩みを抱えている場合は、大量に摂取しているグルテンこそが頭痛を引き起こす元凶となっている場合があるのです。
そのため、グルテンを避けた食生活を送ることでいつも悩まされていた頭痛が改善することもあるのだとか。
②イライラしにくくなる/集中力アップ
二つ目に多く見られる体調の変化として、イライラしにくくなったり集中力が続きやすくなるといったものが挙げられます。
グルテンを摂取するとグルテンに含まれるグルアドフィンという物質が血中に入り、それにより脳が麻薬を摂取した時のような興奮状態になることが分かっています。
そのため、普段からイライラすることが多いという人や集中力が続かないという人は、グルテンフリーを始めてみると改善される可能性が高いでしょう。
③睡眠の質が上がる
グルテンフリーにより多く見られる体調変化として三つ目にご紹介するのが、睡眠の質についてです。
グルテンには消化しづらいという特徴があり、グルテンフリーの生活を送ることで腸内環境が整いやすくなります。
それにより摂取したカルシウムがしっかりと腸内で吸収され、寝つきが良くなったり深い睡眠を得られたりと睡眠の質向上に繋がるのです。
グルテンフリー初期に起こる好転反応
先ほどもご紹介したように、グルテンフリー生活は多くの人にとって健康的になれる良い食事法として注目を集めています。
しかし始めたばかりの人の中には、急にグルテンを控えるようになったことによる好転反応が見られる人もいるんです。
そこで、グルテンフリー生活の初期に見られる好転反応についていくつかご紹介したいと思います。
グルテンフリーの生活を初めて約一週間前後の間に見られがちな好転反応には、頭痛や眠気、だるさ、便秘、肌荒れなどが挙げられます。
体調改善やダイエット効果があると聞いてグルテンフリーをし始めたのに、良くなるどころか悪化してしまい、自分にはグルテンフリーの生活は合わないのではないかと不安になる人もいると思います。
しかし、グルテンフリー生活の初期に見られる体の不調などは、急にグルテンを避けるようになったことによる好転反応なのです。
さらに、このような好転反応はグルテンフリーを始める前に摂取していたグルテンの蓄積量により重さや期間が異なるため、全く好転反応が見られないという人もいれば二週間もの間頭痛や体のだるさが抜けないという人もいるそう。
またグルテンフリー生活を送ることで自然と摂取量を押さえられるのが、私たちにとってとても身近な「糖」です。
というのも、小麦を使用した食べ物にはピザやラーメンなどの高カロリーなものが多く、グルテンを避けることでこういった食べ物なども自然と口にしなくなると思います。
そのため小麦やグルテンを避けているだけなのに気づけは糖の摂取量も減っていた、なんてことはよくあることなのです。
ですが、この糖にも頭痛や吐き気、体のだるさなどの好転反応が見られることがあるため、頭の片隅に入れておくと良いでしょう。
日本人は注意?小麦が引き起こす体の不調について
ここで一度みなさんに確認していただきたいのが、現在の自分自身の体調についてです。
普段から、原因の分からない頭痛や肌荒れ、疲れやすい、腸の調子があまりよくない、生理痛が重いといった不調に悩まされているという人はいませんか?
実はこれらの症状全て、小麦によるものかもしれないんです。
というのも、小麦アレルギーというものがあるのをご存じですか?
知っているという人でも、自分は小麦製品を摂取してもアレルギー症状も出ないし大丈夫と思っている人もいるでしょう。
ですが、この小麦アレルギーによって引き起こされる症状には頭痛や体のだるさ、肌荒れ、集中力の低下などがあり、気づいていないだけで実は小麦アレルギーを患っていたという人は少なくないんです。
グルテンフリー生活の先駆者ともいえるプロテニスプレイヤーのジョコビッチ選手も、長年自分自身が小麦アレルギーであることを知らずに生活しており、グルテンの摂取を控えたことによりみるみると体調が改善したそう。
また、かつてから和食が中心であった日本人にとって欧米の物である麦はかなり相性が悪く、消化不良を起こしやすかったり体への負担が思っているよりも大きいとされています。
そのため、普段から体の不調に悩まされているという人は、完全なグルテンフリー生活とまではいかなくとも、一度小麦やグルテンの摂取量を減らすよう意識してみるのも良いかもしれません。
グルテンフリー生活で起こる体調変化まとめ
ここまで、グルテンフリー生活をすることで見られる体調の変化や好転反応の例についてご紹介してきましたが、何か参考になることはありましたでしょうか?
世界中で話題を呼んでいるグルテンフリーには、さまざまな体調の変化をもたらしてくれることが分かりました。
また本記事でご紹介したように、急にグルテンを控えることで頭痛や体のだるさなどの好転反応が見られることもあるため、もしグルテンフリー生活を始める際は無理のない範囲で行うことが大切です。
普段からさまざまな体の不調に悩まされているという人は、ぜひ一度本記事を参考にグルテンフリーの生活をはじめてみてはいかがでしょうか。
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