“満足感”たっぷりの グルテンフリー メインメニュー
「米粉」で作るパン
米粉パンといえば、 グルテンフリー のメニューの中ではかなりポピュラーな存在。ただし、これは米粉100%のパンに限る。というのも、米粉パンの中にはグルテンフリー目的でないものも多く、小麦粉と米粉を混ぜて作られることがあるからである。グルテンフリーの米粉パンは、小麦粉の力を借りることなく、ふっくらとした生地を作らなければならない。そのため、米粉のほかに増粘多糖類(グァーガムなど)を加える必要がある。しっとり、ふっくら焼きあがったパンは、米粉特有のモチモチとした食感を楽しめるはずだ。
「ビーフン」で作るパスタ
パスタの代わりにビーフンを使ったパスタも、グルテンフリーメニューの定番中の定番。お米から作られるビーフンは、小麦粉から作られる麺よりもモチモチとした歯ごたえが楽しめる。ビーフンパスタのよいところは、パスタと違って麺が伸びにくいこと。時間が経った状態でも美味しく食べることができる。合わせる具材は、通常のパスタと同じものでOK。ベーコンやホウレン草、明太子、クリームソースなど、さまざまな味の変化が楽しめるところもこのメニューの魅力だ。
「米粉」で作るピザ
ピザも米粉で作ってみよう。小麦粉で作るピザとは違って、弾力のあるピザ生地は食べ応え満点だ。生地に使うのは、米粉、ドライイースト、オリーブオイル、水、砂糖や塩などの調味料。材料を1つにまとめて発酵させたら、丸く広げてお好みの具材をトッピングしてみよう。あとは焼き上げれば完成だ。
食卓を彩る グルテンフリー サイドメニュー
「豆腐」で作るお好み焼き
“粉もん”料理の定番であるお好み焼きも、グルテンフリーで楽しむことができる。小麦粉の代わりとなるのは、木綿豆腐と片栗粉。それ以外の材料は、通常のお好み焼きと変わらない。ボウルにすべての具材を入れてざっくりと混ぜ合わせたら、あとは焼くだけだ。ふわっと柔らかい食感の豆腐お好み焼きは、野菜たっぷりで身体にもよい。冷蔵庫の中の食材を使い切りたいときにも、便利なメニューだ。
「おから」で作るすいとん
小麦粉で作るすいとんは、日本に古くから伝わる家庭の味。そのモチモチとした食感は、まさに小麦粉のグルテンの性質からくるものだ。これを、グルテンフリーメニューとしてアレンジするならば、おからを使うとよいだろう。小麦粉よりもふわふわと柔らかい食感の、”おからすいとん”は、病みつきになる美味しさ。たっぷりの野菜と出汁ですいとん汁にしたり、ニョッキのようにパスタソースと絡めたり、さまざまな料理との組み合わせを楽しんでみてほしい。
「米粉」「コーンフレーク」でつくるコロッケ
コロッケと言えば、衣の部分に小麦粉とパン粉を使用する料理。まさにグルテンだらけのメニューである。これをグルテンフリーにするのなら、小麦粉を米粉、パン粉をコーンフレークに変えて作ってみよう。材料の一部を変えるだけで、作り方は通常と同じでOK。コーンフレークの衣は、パン粉で作るよりも揚げる時間が短くて済むだけでなく、食感もサクサクと軽いのが特徴だ。
結論
グルテンフリーに対して、ストイックな食事制限のようなイメージを抱く人も少なくない。しかし、世の中にはグルテンの代わりとなる食材が豊富にある。小麦粉がないグルテンフリーの世界で、さまざまな食材を使ってメニューを考案するというのも、新たな発見につながるかもしれない。ますます料理が楽しめるきっかけにもなるはずだ。
最近欧米で話題となっている「グルテンフリー」というキーワード。グルテンに対するアレルギーを持っている人のアレルゲン除去食として認知されるようになったが、最近ではベジタリアンやヴィーガンなどのように食に対する志向性を示す言葉としても知られてきた。日本人がこよなく愛するラーメンの麺は小麦から作られ、タレやチャーシューの多くに小麦由来の醤油が使われる。ラーメンをグルテンフリーとして食べることが果たしてできるのだろうか…?
そもそも グルテンフリー って?ラーメンと関係ある?
グルテンとは
グルテンとは、小麦や大麦・ライ麦に含まれるたんぱく質のこと。水を吸収すると網目状に組織がつながって弾力や柔軟性をもたらす働きがある、パンや麺を作る際に必要不可欠な成分だ。「gluten」とはラテン語で「糊」を意味するが、まさに小麦の持つ糖質を糊のようにつなげて、さまざまな食品に変身させる立役者なのだ。
グルテンフリー が広がる訳
そのグルテン、小麦のアレルギーやセリアック病の原因となることでも知られている。小麦が主食となる欧米で多くみられる疾患で、日本でも、パン・ピザ・パスタなど欧米風の食生活が広まるにつれ発症する人が増えているようだ。これらの疾患は、小麦類に含まれるグルテンを摂取しないことでしか防ぐ手立てがない。そこで必要となってくるのが「グルテンフリー」=「グルテンの入っていない」食品だ。
グルテンフリーは欧米ではすでに一般的な概念となっており、ファストフード店のメニューでもグルテンフリーの商品が並ぶ。日本はまだ立ち遅れているといえるが、グルテンフリーを摂取しないことで体質改善が望めるという説もあり、徐々にグルテンフリーのメニューや商品が増えている。”
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